2017年12月18日月曜日

ハッピーバースディの二番



日本でもフィリピンでも、誕生日パーティで歌うというと「ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」。フィリピンの友達のお祝いに招かれても、違和感なく歌えます。これを知らない日本人は、まずいないでしょう。

あまりにも有名で、今更調べるのも気恥ずかしく感じるほど。ところがウィッキペディアを見ると、意外な事実が。元々はアメリカの歌、これはいいとして、ハッピー・バースディは替え歌だったんだそうです。元歌のタイトルは「グッドモーニング・トゥ・オール」で、1893年に発表されました。

Good morning to you,
Good morning to you,
Good morning, dear children,
Good morning to all.

へぇ〜って感じですね。今となっては、替え歌バージョンがあまりにも耳に馴染みすぎて、声を出して歌ってみても「グッドモーニング・トゥ・ユー」ではしっくり来ない。その後1920年代に、ハッピー・バースディの歌詞がついたらしいのですが、作詞者や、その経緯など詳しいことは分かっていません。

来歴はともかく、ケーキに歳の数だけロウソクを立てて、この歌をみんなで歌ってから、その日の主役がロウソクの火を吹き消す、という光景は、日本でもフィリピンでも同じ。ところが、ちょっと違う部分もあるんですよ。

Happy birthday to you,
Happy birthday to you,
Happy birthday, dear ◯◯◯,
Happy birthday to you.

◯◯◯の箇所に、誕生日を迎えた人の名前を入れるのが当たり前だと思ってたら、フィリピンでは、ディア◯◯◯のところを、ハッピー・バースディ、ハッピー・バースディ...と繰り返しにしてしまいます。つまり名前を歌わない。

Happy birthday to you,
Happy birthday to you,
Happy birthday, happy birthday,
Happy birthday to you.

同じ東南アジアのタイでも、こう歌うそうです。私が初めてフィリピンで誰かの誕生日パーティに出た時、こんな微妙な違いがあるとは知らなくて、思いっきり大声でディア◯◯◯と歌って、一人だけ浮いてしまいました。そしてそれだけではなく、フィリピンではハッピー・バースディの二番の歌詞があるんです。

How old are you now?
How old are you now?
How old are you now?
How old are you now?

これこそ、へぇ〜〜〜と思ってしまいました。即興で歌っているのではなく、フィリピンでは、ちゃんとCDになったものまで売っています。ウィッキペディアには二番の歌詞のことは書かれていませんでした。これはフィリピン・オリジナルなのでしょうか?

こちらを最初に聞いた時は、何を言っているのかよくわからず、「あ〜ほ〜と〜ゆ〜な〜」と聴こえてしまいました。昔々の漫才で、「お〜ま〜え〜は〜あ〜ほ〜じゃ〜」という、横山ホットブラザーズのネタがありましたが、それを思い出してしまった。


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