2017年1月29日日曜日

ネズミ戦争のその後

我が家の屋根裏にネズミが出没して、第二次ネズミ戦争勃発から一週間。今日は、その後の戦況についてお伝えします。

2年ぶりに上った屋根裏。案の定天井材の石膏ボードには、ネズミの糞が散乱していました。特に夫婦の寝室のちょうど真上あたりに集中。何も一番よく聴こえる場所で騒がなくても。「雉も鳴かずば撃たれまい」なんて言いますが、ネズミも静かにしていれば気付かれないのに、なぜ駆除してくださいと言わんばかりに、物音を立てるんでしょうか。

戦術は前回と同じ。使い残しの毒餌と粘着罠を置くだけです。ただし最初は効果があった金属製のネズミ捕りが、一回きりでネズミが学習して寄り付かなくなった経緯もあるので、同じ手は効くかな? そんな懸念を吹き飛ばすように、罠を仕掛けたその日の深夜、ドタンバタンと激しい物音。これはマンマとかかったようです。もう二年も経ってネズミも代替わりして、前回の教訓は子孫に伝えられていなかった模様。

翌朝、怖々上がった屋根裏。いました、いました。粘着罠に後ろ脚と尻尾をくっ付けて、隅の方にうずくまるネズミ。天敵がいなくて餌が豊富な場所では、猫ぐらいの大きさにまで育つと聞いたことがありますが、我が家の居候はまだまだ小さく、手持ちライトで照らすと、哀れっぽくひと鳴き。「ちゅうぅ」。

さて、ここからが厄介。どうしようか暗闇の中でしばらく考えてから、一旦屋根裏の出入り口まで戻って、階下に向かって「ネルジ〜ッ!ネルジ〜ッ!」とメイドさんの名前を連呼。慌てて二階に上ったネルジーに、スーパーのレジ袋を持ってくるようお願いしました。

さすがに素手で捕まえるのは無理なので、もう一つあった粘着罠を上から押し付けてサンドイッチ状態にして、レジ袋に。ところが袋の大きさが足りず、ネズミが頭を出して、目が合ってしまった。「助けてくれぇ〜」と懇願するように、またもや「ちゅうぅ」。

二年前は、つい仏心を出して逃げられてしまったので、今回は心を鬼にして、もう一枚持って来てもらった袋でぐるぐる巻きに包み、そのまま金属製のネズミ捕りに放りこみました。それを庭に置いてある水を張ったバケツに、ぶくぶくと沈めて一巻の終わり。前回の騒ぎに比べると、実にあっけない幕切れでした。念のため毒餌と罠は残して、屋根裏から戻ると一気に疲れが。

どうせそのうち、別のネズミが戻ってくるのでしょうが、しばらくは天井裏に上がらなくて済むと思ったのは早計でした。なんとその夜、またもや屋根裏運動会が再開。今度は寝室ではなく、その隣のリビングルーム。やっぱりもう一匹いたのか...。まるで「俺はここにいるぜ」と存在を誇示するように、ずいぶん長いこと走り回っていました。

そうか、そっちがそう来るなら、考えがある。翌日、近所のスーパーに行って、さらに大きな粘着罠と、追加の毒餌を購入。若干筋肉痛が残る足腰をさすりながら、もう一度天井裏へ。


前日置いた毒餌は、きれいに完食。う〜ん、これなら何もしなくても、もうどこかで死んでいるかもしれません。でも折角買った罠と餌を使いたい気持ちもあったので、セッティングをやり直しておきました。

前回の投稿をアップしてから、フィリピン在住の方々からたくさんのコメントをいただきました。やっぱり皆さん、ネズミには手を焼いておられるようですね。試してみた対処法を、いろいろ教えてくださる方も多数。

その中でも一番確実と思われるのは、猫を飼うこと。この方法は古代エジプト時代からあったそうで、猫が家畜になったそもそもの由来。本当の飼い猫にしなくても、野良猫を餌付けして、時々家の敷地内に入れるだけでも、ネズミはいなくなるそうです。

罠と毒餌を仕掛けてもう三日。取り敢えず静かになった我が家の天井裏ですが、次回のネズミ戦争に備えて、どこかで子猫もらってきましょうか? 以前に飼い猫に死なれてから、もう生き物は飼わないと決めていましたが、これは仕方がなさそうです。



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