2016年10月24日月曜日

レッテル貼り


別に最近になって始まったわけでもないけれど、フェイスブックやツィッターでよく見る「レッテル貼り」な投稿。国籍や生まれた場所、職業など、表面的なことだけで、その人物や集団のことを決めつける。私がよく見かけるのが「フィリピン人は、〇〇だ。」という類。

これ、良いことはまず書いていなくて、ほとんどが「上から目線」の悪口ばかり。「怠け者」「時間にルーズ」「恩知らず」「泥棒」「馬鹿」。フィリピンに数回程度旅行しただけの、経験の浅い人が書くならまだしも、フィリピン女性と結婚しフィリピンに何年も住んでる人が、こういう発言をするのには驚きます。

このブログで、以前に何度か取り上げている話なのですが、見てしまうとやっぱり腹が立つ。日本にだって素行のだらしない人や、手癖の悪い人がいるのと同じで、フィリピンにもいろんな人がいます。特に貧困層の人たちは、基礎教育を受けるチャンスがなく、手に職をつけることができず、犯罪に手を染めてしまう場合もあるでしょう。

でもそれは、一部のこと。確かに日本ほど時間に神経質な人は少ないにしても、社会的な常識や金銭感覚、貞操観念に大差があるとは思えない。ましてや怠け者はフィリピンでも食べていけないし、恩知らずなんてフィリピン人が一番嫌う罵倒文句。

想像するに、こんなこと平気で言うのは、札ビラで頬っぺたを叩くような人付き合いしか、してないからじゃないか。お金欲しさに集まる人としか接触がなくなって、ますますフィリピンへの偏見が強くなるという悪循環。

そしてお金がなくなると、誰も寄り付かなくなるのは当然。フィリピン人が恩知らずなのではなく、自分が恩知らずな人を選んでいるだけの話。せめて生涯の伴侶ぐらいは、金ではなく自分の魅力で射止めたら?と言いたくなります。

ちょっと気をつけて見てると、「フィリピン人は...。」と書く人は、同じように「中国人は...。」「韓国人は...。」とやってます。思い込みと決めつけだけ。「思考停止」とはよく言ったもの。

このところネット上では「レッテル貼り」「上から目線」「思考停止」など、なんだか嫌な言葉ばかりが目につきます。こう言われても仕方ない人が多いのも、実際の印象。注意を怠ると私自身も、陥りかねないこと。でも少なくとも、自分が住まわせてもらっている国や、その国の人たちへの感謝を、忘れてはいけませんね。それを忘れたら、正真正銘の恩知らずになってしまいます。


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