2016年8月12日金曜日

メトロバンクの定期預金 後編


メトロバンクのシライ市支店

前回は、大阪にあるメトロバンクの支店から、フィリピン人の家内名義の口座へ高額送金をした話。でもその前に、フィリピンに口座を開くのって、どうすればいいのでしょうか?私の場合は、家内がフィリピン人なので、現地に家内の口座を開設し、日本から送金して移住してから、私と家内の共同名義にしました。

しかし、日本人だけで口座を開くのは、かなり面倒らしく、例えば特別居住退職者ビザ(SRRV)を取得しようとする場合、フィリピン国内の銀行に、2万〜5万米ドルの定期預金の口座を持つこと必須条件。ところが、ビザ取得前なのに、銀行の窓口で、口座を開くにはビザが必要だと言われ、堂々巡りになってしまうこともあるそうです。

話を戻して、移住後の銀行預金について。
後からメトロバンク・シライ支店のマネージャーに聞いたところ、日本から高額の送金にみんな驚いて、しばらくは支店内の語り草になっていたらしい。地主など、何億ペソも預金してる人もいて、額そのものは大したことはなくても、海外からの送金にしては、あまりないことなんだそうです。(田舎街ですからねぇ。)

送金したお金は、すぐに必要な生活資金を残して、定期預金に入れました。あまり先のことを心配する人が少ないフィリピン。定期の満期も半年が基本。そして気になる利率ですが、数日前に確認したら、たったの1.25%でした。これは一律ではなく、銀行によってはもっと高いところもありますが、国内最大手のメトロバンクは、経営が安定していて信頼度も高い代わりに、ローリスク・ローリターン。

もちろん、日本に比べればはるかにマシですが、高額の預貯金があれば、利子だけで生活できた時代に比べれば微々たるもの。まぁ元本がそこそこあるので、半年に一度、ちょっとしたボーナス程度の金額にはなります。

このようにして、半年〜1年ごとに、少しづつ必要な金額を普通預金の口座に移して、日々の生活費に充てています。若干不便なのは銀行カード。私と家内で1枚づつ持ってますが、給料日の翌日(フィリピンは月二回が一般的)や、年金支給日など、店舗に一台しかないATMは大混雑。しかもすぐに現金がなくなるようで「オフライン」(使用不可)になることもしょっちゅうです。

ただ、銀行カードが、ショッピングモールやスーパーでの支払いに使えるのは、日本よりも便利。クレジットカード作る必要もないし、手数料はかかりません。(クレジット機能付きですが、残高が十分ならば、預金から直接引き落としができます。)


ネグロス島での生活費は、突発的な出費がなければ、家族3人でだいたい月3〜4万ペソ程度。(約7〜9万円)ところが、この1年は、家の修理や発電機の購入、私の一時帰国に、ビザ・パスポートの手続きで何度もセブへ行ったりと出費が多く、当初の見込みの1.5倍ぐらいになってしまいました。

家内に職があって、大いに家計を助けてくれていますが、年金生活ができるまでは、まだ10年少し。そろそろ生活を引き締めていかないといけませんね。


2 件のコメント:

  1. 初めまして、いつも楽しくブログを拝見しています。
    フィリピン人の妻を持つ京都在住の者です。
    私も将来フィリピンに移住したいと思っているので貴殿のブログはとても参考になります。
    今回はフィリピンへの送金、定期貯金の運用でしたが
    逆にフィリピンで定期運用をして日本に送金することは可能なのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. このブログをご愛読いただき、ありがとうございます。
      フィリピンから日本への送金は、できるだろうと思いますが、私はやったことがないので、なんとも言えません。メトロバンクの大阪支店で聞いてみてはいかがですか?

      削除