2016年5月19日木曜日

酷暑と旱魃 2016年フィリピンの夏

旱魃と停電」というタイトルで投稿したのが、4月3日。ここネグロス島シライの市街地では、私が記憶する限り、3月の初め頃から雨らしい雨が降ったのは、ほんの数回。1回だけ、ほぼ終日雨の日がありましたが、それ以外は、激しく降っても数時間で止んでしまう通り雨。

ネグロスは火山島で、主峰カンラオンからは今でも時折うっすら噴煙が上がります。この山が比較的高いためか、平地がカンカン照りでも山頂付近は厚く雲がかかって、雨が降っているらしく、そのおかげでシライ市や周辺のバコロド、タリサイでは給水が止まるような事態にはなっていません。

5月も半ばを過ぎて、ここ1週間ほどは、ようやく積乱雲が出るようになりました。連日午後には、遠雷も。バコロドでは土砂降りなのに、私たちが住んでいる辺りは降りませんが。


しかし、これで文句を言うと罰が当たります。隣島のセブでは、水不足のため4月に州知事による非常事態宣言が出されました。ニュースによると、これは昨年のエルニーニョの影響だそうで、貯水池が干上がってしまい、農業などに深刻な被害が出ている模様。

そして昨日5/18、NASAが観測結果を発表したというニュース。今年2016年は、史上最も暑い年になる見込みなんだそうです。日本を含む北半球は、これから夏を迎えるので、まだ結果は分からないけれど、フィリピンでは、もうはっきりと答えが出てますね。

先日の総選挙の投票日前後も、フィリピン各地は、相当な暑さに見舞われました。最高気温が45度まで上がったところもあり、比較的涼しいネグロス島でも35度。雨季や台風シーズンを外して投票日を設定してるんでしょうけど、遠路投票に行く人たちにとっては、厳しい天候でした。

さて、暑かった5月も残すところ10日間。例年ならば6月の声を聞くと、待っていたように大雨になります。降ったら降ったで極端なことになるフィリピン。それでも、3か月もほとんど毎日の暑さなので、もういい加減、雨が恋しい気分です。


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