2016年3月19日土曜日

シライ名物 海上レストラン

静かで、のんびりするにはいいフィリピン・ネグロス島のシライ市。地元のサイトを見ると「ネグロス島のパリ」などと、ちょっと盛り過ぎちゃうか?というようなキャッチフレーズ。スペイン統治時代の古い建造物が、一部に残ってたりするからなんでしょうけど、正直に言って、わざわざシライ市内観光だけに、日本からはるばる来るほどではありません。

そんなシライ市でも、私が「ここは、ちょっといいかも」と思うのは、海に面したバラリン地区にあるレストラン群。元々はマングローブが生い茂る海岸だったのを、マングローブを伐採して魚やエビの養殖池にしてしまった一角。そこを利用して、海上に竹で作った建屋が並んでます。名付けて「フローティング・レストラン」。


少なくとも20年以上前、すでに何軒かは営業してましたが、ここ数年で新規の開業や、リニューアルが相次いで、週末は市外からのお客さんも多く、とても賑わっています。数えたことはありませんが、もう10軒以上はあるかも知れません。

出てくる料理はといえば、魚のステーキや、イカに野菜を詰めて蒸し焼きにしたもの、エビ入りの酸味を効かせたスープのシニガンなどなど。牡蠣もありますが、海産物を生食する習慣のないフィリピンなので、生牡蠣はなく、きっちり火は通してあります。

比較的素朴なメニューばかりとは言え、素材が新鮮なのと、海風か吹き抜ける情緒たっぷりのローケーションなので、シーフード好き・南国好きの人には堪らない場所。当然シライ市民にも人気で、誕生日のパーティにもよく利用されています。



昨夜は、義理の父と妹のダブル誕生日。最近内装を新しくした「シーサイド・フローティングレストラン」でバースディパーティがありました。ここは西に面した海岸なので、夕暮れ時には、なかなか素晴らしい景色が楽しめます。かつてマニラ湾は、世界で一番美しい夕日が見られる場所と言われたそうですが、すっかり汚れた首都圏周辺に比べると、今ではこのシライのバラリン地区の方が、ずっと素敵な夕日見物の名所だと思うほど。

久しぶりのバラリンなので気分が良くなり、日頃滅多に口にしないビールも飲んでしまいました。フィリピン特産ビールのサン・ミゲール。シーフードにはぴったりですね。



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