2016年2月11日木曜日

もったいないぞ NHK

ここ何年か、あまりいい話題がないNHK(日本放送協会)さん。ヤラセ報道や受信料徴収の問題、現政権との癒着疑惑などなど...。私に真偽のほどを確かめる術はないので、無責任な批判はできませんが、日本語のネット世界を眺めている限り、好意的な情報があまりない印象は否めませんね。

ここフィリピンでは「NHKワールド」(英語)が、ケーブルテレビ契約をすると漏れなく付いてきます。でも正直言って一般のフィリピン人が見て、さほど面白いとは思えない番組ばかり。ニュースに関しても、日本で大事件や災害があった時を除けば、地元のタガログ語放送やCNN、BBCなどの英語のニュースの方が時間もゆったりで、内容も充実した報道があります。唯一興味をそそられそうなのは、鴻上尚史さんが司会を務める「Cool Japan 発掘! かっこいいニッポン」ぐらい。

数年前までは、フィリピンでも日本での衛星放送をベースとした日本語放送が見られたのですが、フィリピン側の契約不履行を理由に、ケーブルテレビのチャンネルリストからは消えてしまいました。(今でも個別契約してパラボラアンテナ立てれば視聴可能)

と、ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、実は私、日本にいた頃はNHKとWOWOWしか見ないという大のNHKファンでした。実家を出てからの約20年、一度の滞納もなく受信料を払い続けてましたし、もしフィリピンでも同じ内容を見られるのなら、躊躇なく今でも払い続けたと思うほど。

一番のお気に入りは「NHKスペシャル」に代表されるドキュメンタリー番組。多少の当たり外れはありますが、タイムリーな話題と実に綿密な取材に裏打ちされた説得力ある内容。加えて最新技術の視覚効果や旬なアーティストによる音楽。もうこれぞ情報・報道番組の王道ですね。

なぜこれほど素晴らしいコンテンツを、海外に向けてもっと積極的に発信しないのか、不思議でしょうがない。版権の問題や英語版作成の費用など、できない・やらない理由はいっぱいあるんでしょうが、国民から一律に受信料を徴収して番組を制作している責任からして、これほど日本の「今」を理性的に捉えている番組を、ほとんど日本国内だけで消費してしまうのは、国家的損失だと思います。

ディスカバリー・チャンネル、ナショナル・ジオグラフィック、ヒストリー・チャンネルなどの英語による著名なドキュメンタリー放送局の番組に比べてもまったく遜色がないのに、実にもったいない。例えば隣国との間でのいろんな問題も、きちんとデータや記録に基づいた番組を見てもらうことで、少なくとも誤解や曲解はかなり減るんじゃないでしょうか?




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