2015年10月14日水曜日

南国映画館「プライベート・ライアン」

前回の「トラ・トラ・トラ」に引き続いて、若いお客さんたちとDVDで鑑賞したのは、またも戦争映画「プライベート・ライアン」。今回はこの春大学を卒業したばかりで、いきなりフィリピンで働き始めたという女性Aさんが参加。またなんで選りに選ってフィリピンで、しかも若い女性と一緒にこの映画?と思いましたが、Aさんを含めて、お客さんたちの立っての希望ということで。


この作品は1998年公開。私にすれば、本当にごく最近の映画。でもAさんたちにとっては、まだ小学校に行くかどうかという時代。思えば、結婚して家内が日本に来た当初、まだ新婚ホヤホヤの頃に一緒に見に行きました。これまたなんでデートにこの映画を選んだのかと言われそう。

ずいぶん真新しい映画館だった記憶があってネットで調べてみたら、ちょうどこの頃に大阪・梅田に新装開店したTOHOシネマズだったんですね。そう言えば、まだ家内をどこに連れて行っても、初めての日本ということで大喜びでした。

それはともかく「プライベート・ライアン」。戦闘シーンがあまりにもリアルで、その後の戦争・アクション映画の映像の作り方が一変するほどのインパクトでした。この作品の後は、手持ちカメラを使って臨場感を再現する手法が、すっかり定着。

さて、Aさんの反応。ものすごい集中力でご覧になってました。狙撃シーンでは、着弾の音にびくっと体を震わせるほど入り込みよう。私も久しぶりに観ましたが、筋書きを知っていても同じように全力で集中。エンド・ロールでは昔映画館で観た時のように、しばらくは全員無言で呆然自失状態。

Aさん曰く「すっごく面白かった」。そうですか〜。若い世代は、長くて重い映画は敬遠しがちだと変な思い込みがありましたが、それは世代に関係なく人それぞれだと、当然なことに改めて気づいた次第でした。


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