2015年7月6日月曜日

ご近所さんはお化けがいっぱい 前編

お化けの話、最近は「本当にあった怖い話」と言った方がいいんでしょうか? 日本ではこの手の怪談は夏場にするものと相場が決まってますが、年中夏のフィリピンでは、いつでも出没するようです。ちょうど一年ほど前にフィリピン版の座敷童「カマカマ」について投稿しました。今日のはもうちょっと薄気味悪い。

今住んでいる自宅を建てた時、人のいなくなる深夜に建材や工具の盗難を防ぐため、敷地内に設置したニッパハウスに、毎晩泊まりこんでもらった「何でも屋さん」のダリ。喧嘩早くて見た目もちょっと強面なオジさんで、昨年までウチに住み込みで働いていた、メイドのカトリーナのお父さんでもあります。

そのダリがある晩、見たんだそうです。
まだコンクリート打ちも終わっていない、鉄筋の塊の二階部分にお化けがいるのを。家内から聞いたところによると、ダリが見たのはフィリピンで「カプレ(Kapre)」と呼ばれる妖怪で、見た目には原始人か雪男のイエティという感じ。普通は木の上に住んでいて、なぜか葉巻を好む。

本当のところダリが見たのが何だったのかは分かりませんが、彼は性根が座っているし、そんな冗談を言うタイプでもないので、やっぱり何かいたんでしょうね。

その後、家が完成してから娘のカトリーナも、お化けを目撃しています。二階寝室の掃除をしていると、扉の向こうを誰かが通り過ぎた。てっきり私が階段を上ってきたと思ったら、私は一階のソファに座ってる...。えっ、そしたら、今のは誰?何?

お父さんのダリが見たのと同じものだったのでしょうか?

こんな話を深夜に、しかもお化けが出たという二階の部屋で書き始めるんじゃなかった。
明日もお化け話続きます。


フィリピンのお化け「カプレ」の想像図


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