2015年3月5日木曜日

殺処分のない国

先日フェイスブックで何人かの友達が、まるで示し合わせたように「ある犬のおはなし」という絵本のことを投稿してました。私が日本にいる時から問題になっていた、ペットの殺処分をテーマにした、それはそれは悲しい絵本。




つい最近まで犬など飼ったこともなく、もうひとつピンとこなかったんですが、去年知り合いから新居への引越し祝いに子犬を二頭貰って、まだかわいい盛りに二頭とも病気で死なれてから、にわかにこの話題には敏感になりました。

ここで改めて殺処分批判の論陣を張るつもりはありませんが、やっぱり生き物は食べるためや自分の身を守るため以外に、そうやたらと殺すもんじゃないですね。特に犬・猫の類いは利口で情が移りやすいので、人間の事情だけで命を奪われるのは、想像するだけでも実に嫌な気分になります。

以前にもフィリピンの野良犬について、このブログで取り上げたことがありますが、この国は日本に比べると犬の楽園かも知れません。金持ちも貧乏人も犬飼うの好きだし、飼えなくなって放り出しても、誰かが餌をやったりしてる。何よりもいくら野良犬が多くても、捕まえられて殺処分というのは聞いたことがありません。
車にはねられて死んでしまう犬は多いですが、交通事故は仕方がない。

私は見たことがないですが、狂犬病はあるようですね。家内の従妹が子供の頃に狂犬病の犬に噛まれて、生死の境をさまよったとのこと。日本だったら社会問題になって、大騒ぎでしょうが、こちらではそれを理由に、野犬狩り始めるようなことはなさそうです。小学生の親の身としては、少々心配ですが....。

野良犬以外にも、水牛やら鶏、山羊といった家畜が普通に道を歩いているシライ市内なので、ことさら犬だけに神経質になることはないのかも。おおらかな場所ですね。


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