2015年3月13日金曜日

電話番号ひとつ100円


フィリピンに移住してすぐに購入したので、かれこれ2年近く使っているノキアの携帯電話。確か2〜3000円ほどだったと思います。日本のとんでもない多機能携帯に慣れていたので、超ベーシックな使い心地が新鮮でした。カメラも音楽プレーヤーも付いてますが、日本で使っていた iPhone 4S は電話機能を除けばWiFiにも繋がるので、拡張機能はそちらで大丈夫。ということで、長い事二つ持ち状態。

よく言われているように、携帯電話に関しては日本は世界の孤島的に隔絶した特殊環境。新規購入にしても機種変更にしても、恐ろしく手間とお金が必要ですね。しかしこちらでは、安いものなら1000円程度で買える端末があり、それにSIMカード一枚挿入すればすぐに自分の電話番号がオープン。身分証明も銀行口座番号も何にも要りません。

つまり番号を変えたければ40ペソ(約100円)払って新しいSIMカードを買い、自分で入れ替えればそれでおしまい。しかもSIMカードが2枚入る機種も多く、私が買ったのもそのタイプ。1台の携帯で番号二つ持ちは、珍しくもありません。

ほとんどのユーザーは、200円とか500円あるいはもっと少額のプリペイドで使っています。コンビニなどに行って、電話番号をノートに書いて金額を伝えると、あっという間にチャージ完了。これは別に電話が手元になくてもできるので、誰かに頼むこともできます。犯罪に使われないように、使用者の身元は確認して記録...などという発想は皆無。ましてや神経質なほどの「個人情報」への配慮とはまったく無縁です。

インターネットは3G回線が繋がりますが、多くの人はWiFiを使っています。ちょっとしたショッピングモールに行けば、だいたい無料のWiFiが繋がるのでそれほど不便を感じない。そして携帯でネットというと、ほとんどがフェイスブックが目的。フェイスブックだけにネット機能を限定してタダにするというサービスが存在するほどの普及ぶり。

このようにユルユルでぬるま湯のように快適な携帯使用環境ですが、私の老眼が最近急に進んでしまい、ノキアの携帯もiPhone 4Sも使うのがツラい。1ヶ月ほど考えた末、昨日ついに画面の大きなiPhone 6+を買ってしまいました。



これでようやく二つ持ち解消。やっぱり大きな画面はいいし、アップルの洗練されたインターフェイスデザインは本当に使いやすい。英文のメッセージを打つのにスペルミスを自動で直してくれるのも大助かり。しかも家内に譲ったノキアの携帯は、フィリピン向けなのに日本語の表示ができるので、これからは家内宛は日本語で書くことができます。(返信はローマ字ですが)

それにしても一般人の月収の数倍にはなろうかというiPhone 6。ストアのお姉さんに訊くと、毎日何台も売れてるそうです。それが一番驚きました。



直営ではなくフランチャイズなのでApple StoreではなくiStore
店内は中学生らしき女の子の溜まり場になってました。


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