2015年2月3日火曜日

ここはどこ?

家族でフィリピンに住み始めてもうすぐ2年。家ができてから1年近くになります。移住当初は朝起きると「あぁ、フィリピンにいるんだ」と常に意識していましたが、最近はそれが段々希薄になってきました。
単に慣れてきだけというのとは、ちょっと違います。



そもそも、家を建てたときの目標が自分と家族が快適に過ごせる場所を作ること。これ即ち、日本人である私にとっては、日本に住んでいた頃の環境の再現だったんですね。もちろん日本では実現できなかったこと、広い家や庭だとか、緑に囲まれた立地は、重要な要素。しかし生活のディテールは、完全に以前のライフ・スタイルをなぞっています。

〜日本並みの水圧で水やお湯がでること〜

基本中の基本なんですが、フィリピンの一般住宅では実は意外に実現が難しいことでした。自宅ができる前の仮住まいでは水圧が低くて給湯設備もなかったので、時間帯によってはシャワーすらたいへんで、バケツに水を溜めながらの水浴びになってしまうことが多かった。今では電動ポンプと給湯器のおかげで、シャワーからはいつでも熱いお湯が出ます。

〜好きな音楽が一日中聴けること〜

俗に言う「ノー・ミュージック、ノー・ライフ」的な生活習慣。居間、書斎、寝室にiPodにつながるオーディオシステムがあって、何をするにも音楽を流してないと寂しい。そして聴くのは山下達郎とかYMO、矢野顕子、ユーミンにビートルズ、クイーン...。高校生の時から変わってませんね。




〜ネットにつながること〜

これが一番大きなことかも知れません。iPadのおかげで家のどこにいてもフェイスブックにつながって、日本の友達とコミュニケーション。このブログもそうですが、フィリピンでの日常をいつもシェアできるので、故国を離れて...という孤独感がまったくありません。日本のニュースも、日本にいるのと同じタイミングで知る事ができます。



〜日本スタイルの食事が摂れること〜

50歳を過ぎれば、もっと純和食を恋しく思うかと想像してましたが、あんまりそれはなかった。カレー、ハンバーグ、コロッケ、餃子、ラーメン、お好み焼き...。私にとっての懐かしい味は、こういう「お子様テースト」だったんですね。自分で作れば毎日でも日本食。

これだけ揃えば、家の中にいるとフィリピンに住んでること意識する機会が、相当減ります。我ながら単純な人間だなぁ。唯一の例外は停電の時。こればかりは、嫌というほどフィリピンにいることを思い出させる...。


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