2014年12月21日日曜日

雷こわい


熱帯の高温多雨な気候の国に住んでると、どうしても避けられないのが頻繁な雷。それほど恐怖は感じない方なのですが、昨夜の落雷は強烈でした。光の音が完全に同時で、部屋の中にいて窓を閉めてたのに、軽い衝撃を覚えるほど。ガス爆発でもあったのか?という感じでした。

どうやら私たちが住む宅地内、至近距離と言っていいほど近くに落ちたらしい。落雷と同時に停電して、非常用照明が点灯しました。フィリピンでは落雷ではなくても停電が多いので、天井や壁に取り付けるタイプの、通電時は常時充電していて送電が止まると自動的に点灯するLED照明が普及してます。

我が家には取り付けタイプが二つと、手持ちタイプが二つあります。どちらもかなり明るくて、本ぐらいは楽に読める照度。夜8時過ぎで、食事は済ませていたものの、WiFiのルーターも落ちたのでネットに接続もできず、ワンセグテレビなどという気の利いたものもないので、読書かヘッドフォンで音楽聞くぐらいしか、することがなくなってしまいました。

窓の外を見ると、変電設備とかがダメージ受けての広域停電ではなく、道を隔てた隣のブロックでは普通に住宅の灯りが見えます。どうやらピンポイントで、私たちの住んでいるエリアだけが狙い撃ち状態。ただし停電エリア内でも、自宅にガソリンで動く発電機を備えている金持ちの家では、クリスマスのライトアップすら煌々と灯っています。

それから約3時間が経過して、これはヤバイかな〜、明日の朝まで電気は戻らないかな〜、とやや諦め気味になった頃、予想よりも早く電気が復旧しました。ところが、これが限定的で、停電しなかったのと反対側のブロックはまだ真っ暗。こういうこともあるんですね。

翌朝、被害は停電だけではないことが判明。瞬間的に負荷がかかっせいか、照明器具が三つと、電話が一台まったく通電しなくなってました。さらに痛いのが電気給湯器が2台とも動作せず。これはちょっと高くつくぞ。

屋根直撃の落雷だったらこの程度は済まなかったので、考えようによっては幸運だったのかも知れないと自分を慰めることにします。しかし一番の被害者は9歳の息子だったかも? もともと雷が怖いのに、あんなに近くで「どっか〜ん」ときたもんだから、可哀想に暗闇の中で顔面蒼白で泣きそうになってました。


0 件のコメント:

コメントを投稿