2014年12月16日火曜日

ふたご座流星群の夜



このブログで、私の住むフィリピン・シライ市は、枕詞に「田舎街の」が付くほど田舎加減を強調してます。本当に市の中心部、教会や市役所の周囲以外、ほとんどサトウキビ畑ばかりと言ってもいいほど何もありません。なので、夜になると住宅地では灯りが少なくて危なくて出歩けないほど。

こういう場所なので、星空はかなりたくさん見ることができます。降るほどの...とまでは行きませんが、大阪の夜空に比べると段違いの星の多さ。かなり暗い星まで見えて濃淡がはっきりしているので、空全体がとても立体的でまるでSF映画で宇宙船が飛ぶ背景のよう。

こちらに引っ越してから、何度となく流星群が見られるタイミングがありましたが、忘れてたり、覚えていても雨や曇りだったり。この10月には皆既月食のチャンスがあったのですが、運悪く大雨。

日本で見られるということは、同じ北半球で比較的近い国なので、ここでも見られるはず。そしてついに一昨日、念願の流星群を見ることができました。実は今回も当日忘れていて、たまたまフェイスブックの友達が、日本で流星群を見みえたという投稿をしてくれて気づいた次第。

日本時間ではもう11時を回ったぐらいだったので、慌てて2階のベランダに出ると...。
お〜、流れとる。数分にひとつぐらいの感じで、あちらにもこちらにも。早速折りたたみ式の簡易ベッドを持ち出して、ゴロンと寝転んで空を見上げました。

日本ではもうかなり寒い時期なので、防寒をしっかりしないと風邪引きそうだろうと思いますが、涼しい時期とは言え熱帯のフィリピン。深夜でも気温は20度以上あって、Tシャツに短パンで大丈夫。ただし、蚊には気をつけないと。

かれこれ1時間ぐらいは空を見ていたでしょうか。日本にいる時は、こんなに腰を据えて夜空を見たことがなくて、これほどまとまった数の流星をみるのは、生まれて初めて。すっかり堪能させてもらいました。

しかし家内はあんまりこういうのに興味がないらしい。せっかく声をかけたのに、ちょっとベランダに出て「もう三つも見えたから寝る」と言って、すぐ引っ込んでしまいました。ロマンチックじゃないな〜。


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