2014年9月6日土曜日

危険を感じる昼下がり

残念なことながら、一般的に日本でのフィリピンのイメージは、まだまだ良くない。はっきり言うと相当悪いと思います。犯罪、売春、貧困、事故、災害…。そういう出来事以外、あまり日本では報道されないので、実際にフィリピンに来たことがなければ、良いイメージを持つのは難しいでしょう。

フィリピン人の家内と一緒になって、日本・フィリピン間を足繁く往復するようになってからもう16年。移住してから1年半ですが、そんな一般的なイメージとは裏腹に、一度も身の危険を感じたことはありませんでした。

まず、酒を飲まないせいか、夜一人で出歩くというのは、ほぼ皆無。どうしても夜間外出しないといけない時は、自家用車か、フィリピン人の同行者と一緒を徹底してきました。また、昼間でも知人のいないスラムなどの、危ない場所にも立ち入ったこともない。

友人、知人からは、タクシー強盗にあったり事故にあったりという話は多く聞いていましたので、決して「自分だけは大丈夫」と高をくくることもありませんでした。

しかし、と言うか、とうとうと言うべきか、今日はちょっと怖い目に合いました。
私は、昼間に限ってのことですが、15〜20分ほど距離で雨が降っていなければ、できるだけ歩くように心がけています。これは運動不足の防止と、ついこもりがちになる生活なので、気分転換の意味もあります。

いつも歩く住宅地の中の道。静かですが、人影が絶えるというほどでもない。雨続きで久しぶりに晴れたので、いつも通っているジムへの道すがら、周囲の景色を写真に撮りつつ歩いていました。



途中で背後から一台の車が、歩く速度に合わせるようについてくるのに気付けました。最初は偶然かなと思いましたが、二度三度と角を曲がってもその車は付かず離れず。とうとう路地に入って待ち伏せするように様子を伺っていると、その路地も曲がってこようとしました。

私は、意を決して逆戻り。その車と鉢合わせするように歩き出したところ、車は停止。車内には、特に怪しげな感じでもない男が二人乗っていました。よっぽど「何か用でもあるんか?」と凄んでやろうかと思いましたが、さすがに無意味に相手を刺激するのは、よくないと思いとどまり、ただ視線だけは外さずに車の前を通り過ぎました。薄気味悪いことに、男二人も車内からじ〜〜っとこっちを睨んでました。

ただ、それだけのことで、その後はもう車が追いかけてくることもありません。あれは、なんだったんでしょうか? マニラとかでは、金持ちが営利誘拐される事件は時々聞きますが、家内によるとシライ市で、そんなことは今までないとのこと。別に恨みを買うようなこともしてないし、金銭の貸し借りもありません。

う〜ん、気色悪ぅ。しばらくはゲートにガードマンがいる宅地の外に徒歩で出かけるのは、控えたようが良さそうです。


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