2014年9月22日月曜日

我が家の洗礼

昨日、延び延びになっていた、神父さまによる新居の祝福がありました。カトリック信徒の間では一般的な行事で、神父さまに来てもらい、お祈りをして家中に聖水をかけてもらう、言わばお家の洗礼式みたいなもんですね。



フィリピンでは、だいたいどんなお祝い事でもそうなんですが、それに付随するパーティがメインです。誕生日でも結婚式でも子供のデビューパーティ(成人式?)でも、結局やることはみんな同じ。

先月、お隣さんがやはり新築で、この祝福のお祝いがあって、その時は業者を呼んでに食事のケータリングサービス。すごい本格的でした。ウチはどうしようかと、家内に相談しましたが、自前+持ち寄りなどで質素に済ますことに。
質素と言っても、やっぱり30〜40人はお客さんを呼びましたが…。



 豪華な食事が用意されていたお隣さん宅の祝福パーティ


料理は全部で10品ぐらい用意したでしょうか? 2品は、家内の実家で用意してもらい、もう2品は注文、残り半分ぐらいを自分たちで作りました。午後2時からのミリエンダ(おやつ)パーティでも、結局思いっきり食事の用意になります。当日は、朝からメイドさん二人で大掃除と料理の準備。私も1品担当して、合間を縫ってレンタルのテーブルと椅子の搬入作業とかなり忙しかった。


神父さまは、近所の神学校付属の教会にお願いして、来ていただきました。時々、日曜日のミサでお会いする若い神父さま。聞くと正式に司祭職に就いてまだ4ヶ月なんだそうです。中国系っぽくて、パっと見は日本人と言っても通る感じの人。

定刻は2時でしたが、そこはフィリピンなので、お客さんが集まって祝福の儀式が始まったのは、2時半に過ぎていたでしょうか? キャンドルサービスをして型通りに聖書の一節を朗読。お祈りをした後、一部屋一部屋、トイレもクローゼットも裏庭の隅まで、丁寧に小さな瓶に入った聖水をかけて回ります。面白かったのは、神父さまが「きれい寝室だ!」とか「こんな吹き抜けは初めてみた!」と感想を言いながら歩いていたこと。




仕事柄、いろんな家を見ておられるそうですが、やっぱり間取りが珍しかったようですね。扉を開けていきなり居間というのが多いフィリピンで、日本式の玄関ホールは滅多にない。基本設計の時からこだわって、内装材や塗装は、ほとんど全部自分達で段取りをしただけに、素直に褒めてもらうと嬉しいものです。

さて、その後のパーティ。最後に驚かされたのが、私の名前が書いてあるバースデイケーキが用意されていたこと。息子の友達のお母さんが作ってくれた手作りケーキ。まだ私の誕生日まで二週間あるんですけど…。祝い事なので、まぁいいか。




0 件のコメント:

コメントを投稿