2014年9月14日日曜日

メイドがいる生活 その後



我が家に住み込みのメイドさんが来て3ヶ月余り。そろそろメイドがいる生活に慣れて来ても良さそうなもんですが、まだそうとも言えません。以前にも書いた通り、家族に混じって他人が住んでいるのは、子供の時からそういう環境で育った人でもない限り、そう簡単に慣れるものではないようです。

18歳のカトリーナ嬢。
なかなか愛嬌があって可愛らしい子です。真面目だし、別にメイドさんにならなくても、他に就職先はなかったんかいな? とも思いますが、高卒で特技もないとやっぱりフィリピンでは難しい。

最初はいろいろありました。週末の夕方に、ちょっと友達に会ってきます、と言ってそのまま翌朝まで帰ってこなかったことが2回。1回目は、話に夢中になって遅くなってしまい、携帯で連絡取ろうとしたけど、バッテリーがなくなったそうです。こちらでは夜の8時を過ぎると交通機関もなくなり、危なくて女の子の一人歩きはできないので、多分本当だったろうと思います。

2回目の時は、さすがに家内が怒ってしまい、朝早く戻って来たのを閉め出し。しかし、小学生の息子が「カトリーナ姉ちゃん、ドアの外で待ってるよ〜。」と泣訴して、何とかその場はおさまりました。しばらくしてから家内は、カトリーナのお父さんも呼んで説教してましたが...。(お父さんより、私たちの方が年上なんですよ。)

その後カトリーナの素行はすっかり改まり、よく家内と笑いながらお喋りしてます。どうやら労使の関係も安定してきたようで、やれやれという感じ。

最近私は、ほぼ毎日料理をします。私が厨房に立つと、後ろからじ〜〜っと注目するカトリーナ。ちょっとした動作で要望を察して、冷蔵庫から食材を出してくれたり、食器を取ってくれたり、まるで忠実なアシスタントのようです。洗い物などは、調理の最中でも手が空くとすぐに片付けてくれるので、すごく助かる。

現地の言葉のイロンゴで話しかけることもありますが、会話の大半は英語。こちらは雇い主なので当たり前なんですが、カトリーナは私に「サー」と呼びかけます。これがどうしても慣れない。毎日顔合わせてるんだから、もうちょっと気さくにしてもらえないかなぁ?

私の感覚では、使用人というよりただの若い女の子なので、関西人のサガか、それともバカな男の習性か、ジョークの一つも言って笑わせたくなります。(実際は、私のくだらない冗談に付き合って、無理に笑ってくれてるだけかも知れませんが…。)

しかし、家内がいる手前、あんまり打ち解けすぎるのも、問題があるのかも知れません。この辺りのさじ加減が実に難しい。う〜ん、ちょっと気にし過ぎかな?


食器洗い中のカトリーナ


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