2014年6月30日月曜日

静かな月曜日

工事が終わって、初めての週明け。
いつものように車で子供を小学校に送っていって…いつもならばその帰りに、大工さんの休憩時のオヤツに菓子パンを買い込むのですが、今日はそれも不要。
8時を過ぎても誰も来ず、静かな月曜日の朝です。昨夜、ちょっと夜更かししてしまったので二度寝をしていると、寝室のエアコンの下に巣を作ったスズメの鳴き声が、やたら耳につきました。



朝から子供もいないし大工さんもいないという状況は、本当に久しぶり。改めて、工事が終わってしまったことを実感してます。仮住まいは、前の道路が交通量が多くて、一人でいても昼間は結構うるさかったので、こんなにし〜んと静まりかえると、妙に落ち着かない。

元々、ここに土地を買った理由のひとつが、閑静だから。それが静かすぎて不安になるというのは、何とも皮肉なことです。しばらくしたら、慣れるとは思いますが、贅沢な悩みですね。

しかし、いつまでも何もせずにボ〜っとしていられないのも、元企業戦士の悲しいサガ。早速ザツな仕上が気になり出して、昼食後は一階の浴室のドアが閉まりにくくなっていたのを、自分で修理。次はシャワーを使うと水が滲み出してくる箇所の防水強化のために、コーティング剤の買い出し。

その他にも、大工さんに掃除してもらった庭の再清掃。細かいゴミがまだいっぱい落ちているのですが、こっちの人はあまりこだわらないんですね。気になってしかたがない。

そんなわけで、工事が終わってもまだしばらくは、何となく忙しくしてると思います。


2014年6月28日土曜日

ついに完成



本日とうとう自宅建設作業の最終日となりました。追加でお願いしていた裏庭の竹製の通路ができて、これで全部お終い。夕方にはお給金を支払って、最後ま残っていた6名の大工さん達にお別れ。後1時間で定時という時になって、激しい夕立に見舞われましたが、それもすぐ止んで、雨期には珍しく日没の頃に青空が。




総工費は、家具を含めて日本円で700万円程度となりました。床面積160平米の鉄筋コンクリートの家がこの金額で建つなら、日本ならば驚く安さでしょうね。しかも土地は、この辺りでは高級住宅地と呼べる場所で、300平米で100万円してません。

物件によって価格は全然違うので一概には言えませんが、首都マニラ近辺に同じ規模の家を建てると、恐らく2〜3倍はするかも知れません。フィリピンでも地方の小都市だから、この程度。しかも、専門の施工業者を雇わず、全部身内で何とかしたのも大きいでしょう。

それにしても、個人にしては一大事業でした。材木一本、タイル一枚から吟味して、何カ所かで価格や品質を比べて、ひとつひとつ材料を買付けるのも施主の仕事。自分の目で確かめていかないと、お金をドブに捨てるようなことになりかねません。

既製品のバスタブが、輸送途中にヒビが入っていたこともありました。配達時に梱包解いて中身を確認してなければ、二度買いしなければならないところ。タイルも10枚買えば1〜2枚は割れているのが当然で、これも自分でチェックして、自分の車に積んで返品、交換。

ここまでやって、大工さんの仕事は今日で終わりですが、まだ作庭が残っています。これは芝生や草花、樹木を植える仕事なので、すぐ完成という訳にはいきません。ただ、植物は、雑草も含めてあっというまに育つ気候なので、1〜2年程度でほぼ完成形になるとは思います。



既に、バナナや椰子、パパイヤの樹は植わっています。もう家内が庭に植える植物を扱っている専門業者を見つけてきたので、来週には見に行く予定。
まぁ、ともかく毎週数万ペソ単位のお金がかかることは終わりました。ちょっと気持ちを緩めて、のんびりしましょう。


2014年6月26日木曜日

子犬のいない朝

一ヶ月前、新居への引越し当日にもらった二匹の子犬のタロとジロ。先週その一匹のタロが死んでしまったと書いたところなのに、昨日もう一匹のジロも後を追ってしまいました。タロの時は具合が悪くなってから丸一日、弱りながらも生きていたのですが、今回は、本当に突然死。夕方、子供を学校に迎えに行こうと、ガレージから車を出した時には、ちゃんと生きているのを見たのに、ものの30分ほどで帰宅したら、もう死んでました。

最初はガレージの真ん中に横になっていて、エラい大胆な場所で昼寝してるなと、口笛吹きました。いつもだったらすぐに起きて、尻尾を振りながら寄ってくるのに...。
もうそのまま、ジロは永久に自分では動きません。

原因はまったく分かりません。タロでも呆気なさすぎて、死んだことをまだ実感できなかたのに、ジロはそういう気配すら見せずに逝ってしまったので、お墓に埋めるのも躊躇してしまいました。タロが死んでから、お前は長生きするんやで、とジロにはいつも言い聞かせてたんですけど、やっぱり日本語は分からんかったのか。それともタロがいなくなって寂しかったのか。

引越して初めて子犬がいない朝。夜の間はケージに入れていて、朝はまずケージから子犬を出し、糞や餌の食べ残しの掃除をするのですが、当然ながらケージは昨日洗ってきれいなまま。こうなって初めてタロもジロもいなくなったんだなと、しみじみ思いました。



新居は、あと裏庭の作庭を残すのみ。一面に芝生を植えて、子犬に走り回らせようと考えてました。さすがに、もう新しい犬を飼おうという気にはなりませんね。多分、二度とペットを飼うこともないでしょう。想像してた通り、一緒に暮らしてる生き物が死んでしまうのは、かなり辛い。



「降参のポーズ」をするジロ。これが最後の写真になってしまいました。


2014年6月23日月曜日

着工から八ヶ月

昨年の10月22日に着工して、昨日で丁度八ヶ月経ちました。六ヶ月で完成見込みのはずが、台風で工事が止ったり、市役所で建築関係の仕事している義弟が、図面を無視して勝手に大工さんに指示してモメたり。まぁ一番大きな原因は、追加や変更を出しまくった私なんですけど…。
とにかく、本当にいろいろありました。恐らく学校通ってる時より、会社勤めの時より、遥かに凝縮された八ヶ月間。遂に今週末で完成の目処となりました。



すでに最多で16名いた大工さんも9名まで絞って、さらに塗装が終わって明日3名業務完了。明後日からは残った6名で、2軒目の離れと庭をぐるりと囲む竹のフェンスに、同じく竹製の通路を仕上げてもらいます。




本当は、その庭に芝生や草木を植える作業があるのですが、これは別の業者さんに頼むつもりなので、着工から世話になっているリーダーのリトさん始め、大工さんの面々とは、今週でお別れ。(と言っても狭い街に住んでいるので、しょっちゅう道で会ったりしますけど)

本当の本当は、浴室回りに微妙な水漏れが見つかって、その修理も残っています。こういう所が実にフィリピン的というか…。この八ヶ月でずいぶん忍耐力がついて、腹は立たないけど、新築で水漏りはちょっと嫌なので、これだけは直してもらうつもりです。

それにしても、ケジメがないというか、もう完成前に引越して新居で生活初めているので、引き渡しとか竣工式みたいなはっきりした境目がありません。なので完成の実感があんまり湧かない。多分、しばらくは水漏れが治っても、ちょっとした不具合が見つかって、また大工さんに連絡取って来てもらうことになりそうな予感がします。

差し当たっては、新築祝いのパーティをしないといけません。フィリピンの親戚や友達付き合い的に、これは避けて通れない。それと教会の神父さんを呼んで、家の祝福も。段取りは家内が付けてくれると思います。

思えば、家内には実に頑張ってもらいました。いくら自分の家と言っても、いくら感謝してもし切れないぐらい。そもそも家内と出会ってなければ、フィリピンに住むこともなかったし、この家も建ってなかったでしょう。

さぁ、今度の土曜日まで、もうちょっと頑張って。


2014年6月20日金曜日

タロ、帰天


まだ完成していない新居に引越して、早いもので明日6月21日でちょうど一ヶ月。当日にメイドさんの実家から生まれて間もない子犬二匹を転居祝いにもらいました。犬が二匹なので、「タロ・ジロ」と名付けて可愛がっていたのですが、昨夜、タロが死んでしまいました。

朝から元気がなくて、いつもなら二匹で転げ回るように遊んでいたのに、ガレージの隅でうずくまったまま。そのうち食べた餌を吐き出して、起き上がることもできず。



ケージの糞の掃除や餌の世話をしてくれているメイドのカトリーナも心配して、夕方、消化がよくなる薬を買ってきてくれました。夜の餌もほとんど食べられず、薬だけは何とか飲ませてみたところ起き上がれるようになり、このまま回復するか?と期待したのですが...。

未明の激しい雷雨が上がった朝、タロはケージの中で冷たくなっていました。
病気になったり死なれたりするのが辛いだろうと思って、五十を過ぎる今まで金魚ぐらいしか飼ったことがなかったというのに、犬を飼い始めたとたんに案の定の事態。息子を小学校に送り出してから、まだ完成していない裏庭の一角に小さなお墓を作って埋葬。
もうちょっと生きててくれたら、芝生の上を思いっきり走り回れたのに。




 在りし日のタロ

2014年6月16日月曜日

フィリピンの本

先週から頼んでいた本棚が続々と仕上がって、塗装が乾いたものから順次書斎に運び込んで、ようやく最後の書籍整理。これやるといつもそうなんですが、昔読んだ本に目が止ってしまい、つい読み耽ってしまいます。



今回はフィリピンに移住して初めて、じっくり片付けをしたということもあってか、フィリピン関連、特にフィリピンパブにハマって、お金も仕事も無くしてしまった日本人男性の事を書いたノンフィクションを三冊、再読破してしまいました。

そのうちの一冊が、浜なつ子さんの「マニラ行き」
実は、この本を最初に読む少し前、ここに書かれた話に相当近い体験をしました。一つ間違えたら、今頃エルミタあたりで路上生活してたかも知れません。



なので、浜さんがどれだけ取材対象に肉薄して書いているか、強烈によく分かります。もう涙が出るくらい。しかし改めて思うのは、同じフィリピン国内でもマニラという場所は、ほんとに特殊だなぁということです。

この本だけ読んでフィリピン全部を分かったつもりになってしまうと、それはやはり全然違うでしょう。同じフィリピン人でも、ネグロス島には「マニラなど怖くて、とても住めない」と言う人は、珍しくありません。

それにしても、バブル期の頃のフィリピンパブの隆盛と、それに伴ったフィリピン女性と日本男性の国際結婚の爆発的な増加、その帰結としての数々の悲喜劇を取材して書かれた書籍は、その後のフィリピンのイメージを悪い方に決定付けてしまいました。

タイやベトナムも似た側面は多いのに、セブ島が観光地として認知されてるぐらいで、比較するとフィリピンだけが「危ない場所」と思われているように感じます。確かに今でも、フィリピンが報道されるのは、災害か、日本人が関係する殺人事件ばかりなので、仕方ないかも知れません。

今後、日本も海外、特に東南アジア諸国から労働者や移住者の受け入れが進んで、かつてのような特定の業種に偏っていないフィリピン人との交流が進めば、イメージもずいぶん変わると思います。まだまだ時間はかかりそうですね。


2014年6月14日土曜日

初の泊り客

昨夜は突然5人ものお客さん。しかも新居では初めてのお泊りでした。
友達の多い家内なので、当然こうなるとは思ってたんですが、まだ引越して1ヶ月も経ってないうちに一度に5人というのは、さすがフィリピン。

家内は私と一緒になって日本に来る前は、フィリピン大学の水産学部で研究員をしてました。フィリピン各地をフィールドワークして、電気も水道もない孤島で漁獲高や漁師の生活実態を調べたりしてたそうです。もう職場を辞めて15年以上経ってても、ずっと当時の仲間と付き合いは続いていて、里帰りの時も何度か隣島のパナイにある、フィリピン大学ビサヤ分校に行ったものです。

昨日来てくれた人たちも、私の顔見知りが3人。玄関先でフィリピン流に盛大に「ハグ」して歓迎しました。大学卒業後、自分で魚やカニの養殖事業をやっている人が、売り物をどっさり持参。持ち寄りパーティが多いフィリピンらしい。家内も張り切って、日本から運んだ土鍋を引越し後初めて使って、魚を料理してくれました。カニは湯がいて、そのまま皿に盛りつけ。なんだか海辺の温泉旅館の夕食のようです。



食事の前に、手を洗ってお客さんがちょっとびっくり。「どこの水道会社使ってるの?」と訊かれました。水圧の高さに驚いたようです。やっぱり一般住宅で、加圧タンクとポンプまで取付けている所は滅多にないんでしょうね。

さて、食事が終わって就寝。客間には二段ベッドがあるのでそこに二人。息子は折りたたみの簡易ベッドを出して、私たちのベッドの傍らに寝かし、息子のベッドに一人。そして残った二人は、家内の希望で和室っぽく設えた、二階ホールで。

ここには、椰子の葉で編んだ敷物に日本から持って来た座布団と、大工さんに特注で作ってもらった座卓を置いてあります。当初から家内は畳の間が欲しかったんですが、畳が手に入りませんでした。でも和室と同じ感覚で、座布団を並べて枕があれば雑魚寝ができます。なるほど、家内がこだわった理由が分かりました。



さぁ、これで話が拡がって、家内の友達が続々と遊びに来そうです。


2014年6月10日火曜日

湯水のごとく

栓を開くと浴室のシャワーから、ちょっと熱めのお湯がほとばしる。日本の住宅では、ほぼ当たり前の話ですが、ここフィリピンで実現するには、相当な労力が必要でした。おかげさまで今日の夕方、約1年2ヶ月ぶりに自宅で熱いシャワーを堪能。
このお湯に対するこだわりは、やっぱり日本人だからでしょうか?

先日、ポンプに給水塔まで設置して、なお水圧が低いままという投稿の後、日曜日まで働いてもらって、本日火曜日の午後、ようやく追加で購入した加圧タンクが稼働しました。早速思いっきり水道の蛇口をひねると、日本の水道を全開にしたのと同じぐらいの勢いで放水!
これや、これを待ってたんや!



二階の浴室では、シャワーのハンドセットがきちんと掛かっていなかったらしく、水を出したとたんに壁から落っこちて壊れるというハプニングも。幸い、電気湯沸かし器に付いていたものが一つ余っていたので、すぐに交換できました。

今日は昼前から、この水道工事のため断水状態。雨期に入ったとは言え、まだまだ真夏の暑さで、昼間も一度は行水しているのがお預け。工事が終わり、水圧を確認してすぐにシャワー。

給湯器は、もう3週間前から動いていて、チョロチョロ状態のお湯は出ていたんですが、ある程度の水圧がないと安定しない設計なんでしょうね。熱過ぎたり水に戻ったりで、ちっともリラックスできませんでした。

さすがに水圧が高いと、お湯の勢いが違います。しかも水温が一定。ホテルでも相当高級なところでないと、こうはいかないのがフィリピン。何だか嬉しく、懐かしい感じです。家内に言わせると、暑いのにお湯じゃなくても大丈夫でしょ? とのことですが、真夏日だろうが猛暑日だろうが、寝る前はお湯じゃないと…ねえ。



ところで、二階の水圧確保のために建てた給水塔。結局加圧タンクがあれば、必要なかったらしい。でも今のシステムは、電気が停まってポンプが動かないと即断水。停電時のバックアップになりました。停電が頻繁で、時には丸一日も珍しくないので、無駄ではなかったようです。



2014年6月8日日曜日

メイドがいる生活

最近、日本では「メイド」という単語が妙な拡がり方をしてしまい、家にメイドがいるというと、自宅がメイド喫茶状態かと妄想されそうですが、そういう話ではありません。
東南アジア・中近東諸国ではメイド、つまり家政婦を雇うことが一般的です。特にフィリピンは、インドネシアと並んで出稼ぎ労働者として海外にもメイドを送り出している、言わばメイド大国。

それほど大きな家でなくても、共働きで子沢山な家庭の場合、メイドはなくてはならない存在。また貧富の差が極端に大きいこともあって、一日数百円で雇えます。

親子三人だけで住むには、分不相応なサイズの家を建ててしまったので、掃除のことを考えただけでも、メイドさんに来てもらうのは当初から必須条件。一体、どうやって探すのか?と思ってましたが、そこはフィリピン人の家内。大工さんのツテで、この4月に高校を卒業したての女の子を見つけてきました。

家内に邪推されると困るので、メイドさんはどんな人がいいかとは一切口出しせず。もちろん働き者で、気立てが良くて、若い人がいいに決まってますが、この件に関しては家内がボス。家内が気に入らないと話になりません。
結果的には、だいたいイメージ通りの人が来てくれました。



18歳になったばかりで、まだまだ子供っぽい感じですが、素直に言うこと聞いてくれるし、いちいち細かいことを指示しなくても、家事一般はだいたいできるようです。また、女の子にしては、すごい力持ちで、引越し時の家具の運搬に大活躍。何より、英語を理解してくれるのが助かります。(家内の実家のメイドさんは、片言の英語も厳しいもので)
昨日、夕食を作った時、下ごしらえや食器洗いなど、面倒なことは黙っていても全部やってくれました。これは楽だ。

しかし内心ちょっと戸惑いもあります。
私は男兄弟で育ち、子供も男の子が一人だけ。母親と家内以外、特に十代の女の子が継続的に家の中にいるというのは、実は初めて。しかも今週から住み込み。部屋数があって、浴室・トイレも別々なので、不便さはないとは言え、正直どう接したらいいのか、イマイチよく分かりません。

家族でない人が一緒に住んでいるというのは、それが子供の頃から当たり前だった家内と違って、そう簡単には慣れそうにありません。子供はもう順応してしまったようですが、どうやら私だけが取り残されて、しばらく落ち着かない日々になりそうです。


2014年6月5日木曜日

ホームシアター売ります

少しづつ荷物が片付いて、一階リビングにテレビやステレオを置くスペースが確保できました。満を持して、電気屋さんへ家族揃ってテレビを買いに出かけたのが、この日曜日。

生活費全般は、日本く比べて、1/4から1/5程度なんですが、家電製品と車の値段は、あんまり変わりません。液晶の大画面テレビも安価になったとは言え、やはりこちらでは、相当大きな買い物です。

最寄りのショッピングモール、ロビンソンズの家電売り場。フィリピンでも韓国メーカーが強く、かつてはほとんど日本の寡占状態だったテレビ売り場は、一番目につくところはサムソン、LGの最新の製品がデカい顔して並んでます。

以前は日本の家電メーカーに勤めていたこともあり、やはり中国や韓国メーカーのテレビは、積極的に買おうという気が起こりません。しかも今やサムソンなどは高級品で、高付加価値・高価格路線にシフトしたようです。

実は何度も下見して、日系メーカーの値下がりした50インチのテレビを見つけておいたのでした。値札には44,000ペソ。このサイズだと値引きがなければ100,000ペソ近いものもあるので、かなり値下がりしています。在庫処分なんでしょうか?

しかも、ここから値引きがあって、支払ったのは39,000ペソ。さらにDVDホームシアターがオマケに付いてきました。(これが何故かフィリップス製)日本から持って来たスピーカーとAVアンプがあるので、必要ないというと、バイヤー(仲買人)を紹介すると言われ、ちょっとビックリ。

こういうところが実にフィリピン的。教えてもらった番号に電話して、電気屋さんに直接来てもらって、その場で転売。何かパチンコの商品引き換えみたい。これが4,000ペソ(約1万円)で売れました。つまり、テレビの価格の10パーセント。すごく得した気分です。

火曜日、めでたく新居のリビングに50インチのテレビがやってきました。今まで住んだ中では、一番大きい家なので「店で見たらそれほどでもなかったのに、こんなに大きい」というのはなかったですが、やっぱりちゃんとサラウンド・スピーカーつないで映画を見ると、迫力ありますね。何より周囲に家がほとんどないので、思いっきりボリューム上げても誰に気兼ねする必要もないのが最高。



しばらくは、毎晩テレビの前に座り込む日が続きそうです。

2014年6月1日日曜日

水圧の常識



水道に関しては、このブログで何度か書いてきました。水圧が低いこと、そのため二階で水を使うためにポンプ付けたこと、そしてシャワーでお湯が出るようにしたこと
とにかく、何とか日本並み…とまでいかなくても、みじめったらしくない程度には、水道水を使いたいと、それなりの予算と労力をつぎ込んできました。




しかし今日、せっかく設置した給水塔が、あんまり役に立っていないことが発覚しました。水圧が低過ぎて二階にまで水が来ないので、給水塔を上げ、そこへ水を汲み上げるための電動ポンプを取付けたのに、一階すらイマイチ水圧が低い。

おかしいなぁ、こんなもんかいな?と思って、今日たまたま来ていた配管工のオっちゃんに聞いたら、なんと一階は給水塔を通さず、直に水道管からになっている。しかも二階の水圧上げたいなら、追加で加圧タンクが必要とのこと。

なんじゃそりゃ。

今稼働しているポンプは、給水塔のタンクの水位を感知して自動でモーターがオン・オフするタイプ。たくさん水を使うと電気代もかかるのは分かりますが、電気代がもったいないから、二階にだけしか使わんって、給水塔建てた意味ないがな。

電気代云々の件は、最初に家内が言い出して、そんなこと心配せず給水全部タンク経由にしてと、何度も念押ししたはずが、いつの間にやら元の木阿弥。
配管工は、英語が苦手で私が直接指示した内容が、あんまり理解できていなかったようです。それにしても、ここまで手間かけて、この程度の水圧でいいと思ってるあたり、日本との水圧の常識に、埋めがたい差があることを感じました。

今日は、家内をまじえて配管工としっかり確認しました。一番水を多く使う洗濯機がある管だけ、給水塔を通さない。加圧タンクを購入して、すぐに取付ける。
これで、水圧の低さを気にせずに済む生活が手に入るでしょうか?