2014年2月28日金曜日

隣のベイビー

家ができるまでの仮住まいということで、今の借家に引っ越してから10ヶ月が経ちます。5世帯が住居している平屋の集合住宅で、裏の台所部分を背中合わせにするように各部屋が配置されています。



フィリピンの台所は「ダーティ・キッチン」と呼ばれる形式が多く、この借家もそれ。建物の外にガスコンロや流しがあって、軒が深いので雨が直接吹き込まず、暑い中でも涼しく調理ができるという工夫。

隣の台所とは、鉄筋の格子で隔てられていますが、音やにおいはダダ漏れ状態です。フィリピンでは、主婦やメイドさんがお隣とお喋りするのが当たり前なので、よっぽど仲が悪く無い限り問題はありません。

ところが、昨年末頃にウチの隣に引越して来たカップルは、ちょっと様子が違います。男性はインドネシア人で、近くにある空港で飛行機の操縦を習っているそうです。そして女性はフィリピン人。二人とも若くて、多分まだ二十代。

いつも飲料水を買っている水屋の、噂好きでお喋りのおばちゃんによると、結婚はしていない同棲状態。それは別にいいんですが、生活時間があまり一般的ではありません。男性は毎日昼から講習なのか、昼前には家を出てます。女性は夜の仕事のようで、早朝帰宅。つまり平日に二人が一緒に家にいるのは朝から正午ぐらいまで。その時間帯に男女の事もされるわけですね。

若いのでしかたないのですが、聞き耳を立ててるわけでもなく、普通にダイニングでコーヒー飲んでても「えっ!?」というぐらい大きな声が聞こえてくる。もうドキドキするような歳でもないとは言え、さすがにこれは居心地が悪い。窓ぐらい閉めたら?

テレビの音や音楽がうるさいのなら、文句も言える(実際、どこからも大音量で音楽鳴らしてます)のですが、この騒音は最中にドアを叩くこともできません。これ、子供がいる時だったどうしましょうかね?

フィリピンというと、日本ではあまりよくないイメージが蔓延っていて、こういう話は当たり前のように思われるかもしれませんが、マニラの危ない場所ならばともかく、こんな田舎街の住宅地、しかもウチだけでなく、隣家はみんな小さな子供がいる場所では、ちょっと考えられません。

この女性、いつも相手を「ベイビー」と呼んで、庭先でもベタベタ。たまに目が合ったりすると、こっちが恥ずかしくなってしまいます。本人は気付いてないのかな?


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