2014年2月19日水曜日

フィリピン水道事情

新築中の自宅。シルエットは最終形が見えてきました。電気も仮敷設済みで、夜見に行くと、もう住めそうな気配。母屋だけでなく、ガレージやフェンスの柱や梁も姿を現しました。増員したおかげで、数カ所の仕事が同時進行。今日は、そのガレージ奥に作っている給水塔のお話。



フィリピンの水道の水圧はかなり低め。出かける前に女性が髪を洗う習慣があるので、朝6時〜9時ぐらいは一段と下がります。もうチョロチョロ状態。聞くところによると、水圧が低い原因は盗水だとか。

水道管掘り出して、勝手に水を使ってる貧困層がとても多いらしい。もちろん、そんなにきちんと整備されているようには見えないので、管の腐食などによる漏水もあるかも知れません。

これでは二階にトイレやシャワー作っても、水が上がって来ないということになります。そこで余裕のある家は、平屋でも給水塔を立てるのが一般的。建材屋に行くと、いろんなサイズの水タンクを、店先に並べて売ってます。日本では団地やマンションなどの中〜高層の集合住宅でお馴染みですが、個人住宅ではあまり見たことありません。


近所の二階建て住宅の給水塔


私の自宅の場合、幸い余白はあるのでどこにでも建てられますが、配管の問題もあり、施工が始まってから悩んだ挙げ句、ガレージの奥に落ち着きました。ここに小さな倉庫を鉄筋コンクリートで作って、その上にさらに2メートルほど高さの塔を立てます。サイズは1トン。水を汲み上げるために、電動ポンプも設置。



これに加えて、浄化槽も作ります。今日は二人掛かりで一日炎天下深さ2メートルの縦穴を掘抜きました。先週まで屋根の上で鉄骨溶接してたアントニオ君、お疲れさま。




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