2013年12月16日月曜日

フィリピンATM事情

ATM。銀行の自動支払機は、フィリピンでは24時間営業が基本。そして日本と同じく提携している大手の銀行間ならば、他行の口座からも現金を下ろせる。これだけ聞くと何も問題ないように思えますが、実際には24時間どころか、窓口営業時間の平日昼間でさえ使えないことがあるので、要注意です。

これはネグロス島のシライ市という、田舎な環境だからなんでしょうか?市の中心部に、いくつも銀行の支店があるのは、日本の地方都市と大差はないのですが、どういうわけか、一店にひとつっきりしかATMの機械が設置されてません。こういう事情なので、年金の一斉支払い日などは長蛇の列ができてしまいます。急いでいる時はとてもヤバイ状況に。

しかもとても頻繁なのが「オフライン」。この言葉だけだと、何か通信上の問題でも発生したのかと思いますが、要は単なる現金切れ。これが当然そうなるだろうというような、休日明けの朝に起こります。そしてATMでお金を下ろしにくる人の多くは、自分の口座を持っているのではなく、雇い主からカードを預かったお手伝いさん。本人でないと窓口から下ろすこともできません。こうなってしまうと、装甲車のような現金輸送車が来るのをひたすら待つしかなくなります。


もっと可哀想なのは、山間部の遠方から、はるばるやってきた人たちです。クリスマスが間近に迫ると、いろいろ入り用なのはフィリピンの庶民でも同じ。クリスマスまで後十日を切った月曜日の今日、オフラインがありました。子供を何人も連れて、よっぽど遠くから来たのかなぁ?この暑いなか、それでも皆さん騒ぎもせず、文句も言わずひたすら待っていました。


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