2013年11月25日月曜日

この美しい風景

ネグロス島は、サトウキビの一大産地として知られています。飛行機で上空から見ると、全島がほぼサトウキビ畑で、市街地はほんの少し。その一角を切り開いて、私たち家族が土地を購入した住宅地が作られました。地元を潤す産業がサトウキビ栽培しかなく、砂糖の価格頼りのモノカルチャー状態は、この島の貧困を生み出す原因だと言われています。また、化学肥料を使って連作を繰り返すので、それ自体が深刻な環境破壊。



ということは重々承知なんですが、それでもサトウキビ畑の広がる風景は美しい。天気が良ければ、今建てている家から数分も歩くと、いつでもこの風景が見られます。何とも皮肉なことではありますが、この風景も私がここに住もうと決めた理由の一つです。


フィリピンには美しいところが、いっぱいあります。私が行ったことがある場所だけでも、セブ、マクタン、ボラカイ、パラワン…。同じ南国の島々ですが、個性豊かで、それぞれの良さがありますが、この風景は、ネグロス独特のもの。私の子供は、この風景を故郷として育っていくことになります。



今フィリピンは空前の好景気に湧いていて、こんな田舎街のシライにも新しいショッピングモールやコンビニがオープンしています。便利になるのは悪いことではありません。 しかし、甚だ勝手な外国人の言い草ですけれど、子供が大人になっても、この風景は変わらないでいてほしい。昨日、とてもきれいな夕焼けを見て、そんなことを考えました。




2 件のコメント:

  1. こんにちわ。

    昔、大阪の高槻にいる建築士が、ネグロス島に家を建築すると言うのを見たことがあります。
    家が確か、フランシス邸と言うので不思議に思っていた記憶があります。

    家ができるのも、もうすぐですね。楽しみでしょうね。

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    1. KOBEさん、
      コメントありがとうございます。
      その建築士の人とは、当時mixiでやり取りしてまして、そこでのハンドルネームがフランシスです。このブログでも使ってますが、私の洗礼名のフランシスコ・ザビエルからつけました。
      設計をお願いしてから、かれこれ六年も経ってしまいました。

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